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雑誌『spring』や『PS』、『VOCE』などで活躍中のジュリアナや田島マリアンネをはじめ、人気モデルを多数輩出しているエリート。毎年7月には、世界各国のエリートに所属するモデルの中から、その年最も輝いている新人モデルを選ぶコンテスト『エリートモデルルック』も開催している。そこで、新人モデルの発掘・育成に力を入れているエリートジャパンのディレクター、豊則美幸さんに、“モデルの極意”を訊いてみた。

「求めているのは、今うちにいない顔、いないキャラの子。極端に言ってしまえば、中途半端に可愛いよりも、味がある、個性的な顔のほうがいいですね。また、誰が見ても美しいと思える、非の打ち所のない美少女はいつでも探しています。時代の流れ的にも、“正統派美少女”人気が復活してきていますし。でも、モデルになりたいのなら、一社に絞って応募するより、いくつか受けてみるほうがいいと思います。合う、合わないはお互いに絶対あるし、うちでは今、普通っぽい可愛さは必要としていないけれど、他のエージェンシーでは、そういう子を探しているかもしれない。よく、コンテストに受かること、エージェンシーに入ること自体が目的になってしまう人がいるんですが、本来、自分は『モデルになりたいんだ』ってことを忘れないでください」
取材当日、たまたま事務所に訪れたオーストリア出身のモデル、CARINA.P。抜群のプロポーションと、ナチュラルな笑顔が魅力的。カメラマンからのご指名も多く、日本でも、世界でも活躍している19歳。

「ただ、どんなにキレイで、個性的であっても、まずは私たちが信頼できる、惚れ込める人間じゃないとダメなんです。モデルという職業は、雑誌や広告など媒体を通して、知らない誰かを魅了する仕事ですから、一番身近にいる私たちを魅了できないで、知らない人を魅了することなんてできませんよね。また、撮影現場は、カメラマンがいて、スタイリストがいて、ヘアメイクがいて・・・・・・、チームワークが大切。つまりスタッフからも信頼されないといけない。一度目はルックスだけで仕事の依頼がきたとしても、二度目以降、『また、この子と仕事したい』と思ってもらうには、やはり人間性がカギになります」

1.ほんの少しのサービス精神
「たとえば、ブラジル人ハーフのジュリアナは、最初、日本語がほとんど話せなかったけれど、つたない日本語ながら、一生懸命コミュニケーションを取ろうと努力していました。彼女は身長も低いし、コンテストでも無冠だったけれど、そのコミュニケーション能力の高さと天性の笑顔で、スタッフから愛され、ここ1~2年で、ものすごく仕事のオファーが増えたんです。それは日本人モデルであっても同じこと。初めての現場で緊張していたとしても、ちょっと勇気を出して、周りと溶け込もうすることが、愛される秘訣なんです」

2.感情を“体現”する
「人によって喜怒哀楽の表現の仕方は違います。大げさな人もいるし、すごく喜んでいるのに表情に出ない人もいる。でも、モデルは、言葉なくして感情を伝える仕事ですから、相手に伝わるように、気持ちを体現する方法を身につけてください」

3.本を読んで表現力の幅を広げる
「応募の履歴書を見て思うのが、『もっと本を読んで欲しい』ということ。絵や写真は、もともとイメージが出来上がっているものだけど、本は、その世界観を自分で想像できる。だからこそ活字を読んでイマジネーションが湧く子は、表現力も多彩になりますよね」

このコーナーでは、毎回、人気モデルが所属する各モデルエージェンシーを訪問します。エージェンシーから見たモデル論や、モデルになるまでの舞台裏など、滅多に聞けないインタビューを、乞うご期待!
 

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